諫早ナザレン教会ホームページ提供


 諫早市在住の海洋写真家、瀬頭新治さんの素晴らしい作品のいくつかををご紹介します。瀬頭さんは、おもに長崎県香焼(こうやぎ)町の沿岸でダイビングをしておられます。どの作品も大変貴重なもので、綿密な調査と忍耐強い観察があるからこそ発見できた一瞬であります。水族館では決して見ることの出来ないものばかりです。
 
聖書に、「主よ、あなたのみわざはいかに多いことであろう。あなたはこれらをみな知恵をもって造られた。地はあなたの造られたもので満ちている。かしこに大いなる広い海がある。その中に無数のもの、大小の生き物が満ちている。そこに舟が走り、あなたが造られたレビヤタンはその中に戯れる。彼らは皆あなたが時にしたがって食物をお与えになるのを期待している。」詩篇第104編24節〜27節とあります。これらの神秘的な作品を見ていると、この聖書の言葉のように創造主なる神様の存在を感じないではおられません。どうぞひととき海中散歩をお楽しみ下さい。

 これは「ニシキフウライウオ」といいます。長崎県の海域で見かけるのは、大変珍しいとのことです。
 この黄色い物体は石ころやサンゴではありません。れっきとした魚なのです。名前だってちゃんとあるのですよ。その名も「イザリウオ」と申します。ちなみに、右側が頭です。よく見るとちょこんとした目があるのがお分かりになるかと思います。

 これはウミウシの仲間です。瀬頭さんはこの写真に「シンデレラ」というタイトルを付けておられます。本当に優雅ですね。神様の色彩感覚はものすごいものだと思います。彼女はこんなに美しく着飾って、いったいどこのオペラハウスに出演するのでしょう?
 これもウミウシの仲間です。この写真は産卵の瞬間をとらえています。ウミウシ産卵の瞬間は、専門家でも見た人はめったにいないとのことです。黄色いベールのようなのが卵です。瀬頭さんは、この作品に「母の祈り」という題を付けておられます。感動。

 これはカンザシゴカイの仲間の「イバラカンザシ」です。まるでお花が咲いているようですが植物ではありません。でもとても華やかですね。さすがカンザシと名付けられただけのことはあります。
 これは「セミホウボウ」です。胸ビレを思いっきり広げているので、まるでUFOみたいです。それにしてもヒレの先がだんだんと紫色になっていくグラデーションは、高級な振り袖のようです。さぞお高いことでしょう。