立面図

 幅の長い敷地を有効に利用することにより、とてもスマートなシルエットが生まれました。この姿は隣の小学校や、通りから良く見ることが出来ます。塔正面は、いわば教会の顔です。この部分のデザインは、均整がとれていて、落ち着きのあるものとなるよう心がけました。塔の裏には排気装置があり、熱気を逃がします。また、ロフト部分の壁には北2つ、西4つ、計6つの小窓があり、明かり取りになっています。明かり取りとしては、本来屋根に出窓やトップライトを設置するのが効果的で、シルエットもメルヘンチックになるのですが、大雨、台風の多い当地では耐久性の面で弱点となるので、あえて採用しませんでした。塔が寄せ屋根でなく、また塔の十字架を屋根に付けず壁に付けたのもそうした理由からです。優しく優雅な姿の教会なのですが、実は質実剛健を宗としている建物なのです。

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